当センターが実施する選考試験の合格者( 被選考者 )は、当センターからは「 水先人養成支援対象者 」であり、その後入学した海技大学校においては「 水先修業生 」と呼ばれます。
水先人養成支援対象者は、海技大学校の水先教育センターに入学後、当該水先教育センターにおいて水先人になるための所定の教育訓練を受け、国家試験に合格する必要があります。
( 1 ) カリキュラムの概要
養成内容 | 概 要 | 養成期間 |
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座学 | 航海、運用、法規、英語に関する科目等( 演習、訓練 を含む )を履修 水先人に必要な知識に重きをおいた内容 | 5.0 ヶ月間 |
操船シミュレータ訓練 | マルチキュービクル型操船シミュレータ装置等を用いた実践的訓練 | 3.0 ヶ月間 |
水先関連事業実習 | タグボート訓練 船舶代理店見学 マーチス、ポートラジオ等の見学 | 0.3 ヶ月間 |
水先実務修習 | 各水先区の水先現場における実践・実務的な訓練 | 6.7 ヶ月間 |
計 | 1 年 3.0 ヶ月間 |
備考 | 水先人養成課程は、「 水先区共通教育 」と「 水先区個別教育 」とに分かれており、先に水先区共通教育を履修することになります。 |
( 2 ) 水先人になるまでの流れ
水先人養成支援対象者は、水先区共通教育を概ね修了する時期に国家試験の「 筆記試験 」を、また、水先区個別教育の実施期間中に国家試験の「 口述試験( 海図描画に係るものを含む )」を、それぞれ受験することになります。